なぜ“天翔”?天翔愛・天翔天音が藤岡姓でない2大ワケ【宝塚×秘密保持】

「天翔愛(てんしょう あい)」や「天翔天音(てんしょう あまね)」という名前をテレビやネットで目にしたとき、「あれ?藤岡弘、さんの娘じゃなかった?」と不思議に思った方も多いのではないでしょうか。

実は、藤岡弘、さんの4人の子どものうち、長女・次女は“藤岡”姓ではなく“天翔”という芸名で活動しています。
一方、長男の藤岡真威人さんや三女の藤岡舞衣さんは本名での芸能活動
なぜ、このように長女と次女だけ名字が違うのでしょうか?

この記事では、「宝塚を思わせる芸名の背景」と「家族の素性を隠していた時期の戦略」という2つの理由をもとに、“天翔”という姓に込められた意味と秘密を深掘りしていきます。

「芸名に込められた父の思い」と「メディアへの配慮」の両面から、知られざる藤岡ファミリーの姿を紐解いていきましょう。

NEWSポストセブン
目次

藤岡ファミリーのプロフィール

🔹藤岡弘、ふじおか・ひろし(父)
株式会社SANKIワールドワイド
  • 本名:藤岡邦弘(くにひろ)
  • 生年月日:1946年2月19日(78歳)
  • 出身地:愛媛県久万高原町
  • 職業・経歴:俳優・武道家・声優など。1965年から活躍し、初代『仮面ライダー』やセガ・サターンの“瀬ガタ三四郎”で知られる文化的アイコン
  • 所属事務所:SANKIワールドワイド(社長)
  • 特徴:世界100か国以上を訪問、紛争地・難民キャンプで救援活動も
  • 55歳の時に24歳年下の元モデルの一般女性と再婚(天翔 愛、藤岡 真威人、天翔 天音、藤岡 舞衣の母)
👧天翔 愛 てんしょう・あい(長女)
株式会社SANKIワールドワイド
  • 本名:藤岡愛理(ふじおか あいり)
  • 生年月日:2001年12月14日(23歳)
  • 出身地:東京都
  • 職業:女優(舞台・ミュージカル・ドラマ・映画)
  • 所属事務所:SANKIワールドワイド
  • 経歴・実績
    • 2019年:映画『夢唄』で最優秀女子演技賞受賞
    • 2021年:ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『ドン・ジュアン』で主要役
    • 2023年:NHK大河ドラマ『どうする家康』初出演
  • 身体情報:身長168 cm、血液型O型
👦 藤岡 真威人 ふじおか・まいと(長男)
株式会社SANKIワールドワイド
  • 本名:藤岡真威人(ふじおか まいと)
  • 生年月日:2003年12月28日(21歳)
  • 出身地:東京都
  • 職業:俳優・モデル
  • 所属事務所:SANKIワールドワイド
  • 経歴・実績
    • 2020年:セガ「せが四郎」CMで俳優デビュー
    • 2021年:映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』に父と共演
  • 趣味・特技:ギター、柔道、空手、歌、英語
  • 身体情報:身長180 cm、血液型B型
🌼 天翔 天音 てんしょう・あまね(次女)
株式会社SANKIワールドワイド
  • 本名:藤岡天音(ふじおか あまね)
  • 生年月日:2005年6月14日(20歳)
  • 出身地:東京都
  • 職業:女優・モデル
  • 所属事務所:SANKIワールドワイド
  • キャリア概要
    • 高校時代に芸能活動を開始
    • 2023年:大河ドラマ『どうする家康』出演
  • 趣味・特技:バレエ、K‑POPダンス、ピアノ、社交ダンス、デザイン、ネイル
  • 身体情報:身長164 cm
🎀 藤岡 舞衣 ふじおか・まい(三女)
株式会社SANKIワールドワイド
  • 本名:藤岡舞衣(ふじおか まい)
  • 生年月日:2008年1月28日 (17歳)
  • 出身地:東京都
  • 職業:女優・モデル
  • 所属:SANKIワールドワイド
  • 活動分野:女優・モデルとして活動中

名前の秘密①|事務所所属と“父が隠す”戦略

「天翔愛」さんと「天翔天音」さんが芸能界入りした当初、彼女たちが“藤岡弘、の娘”であることは一切公表されていませんでした。
これは、藤岡弘、さん本人の強い意向によるものだったのです。

かつて藤岡弘、さんは、家庭や子どもたちのプライバシーを守ることを最優先に考えていました。
バラエティ番組でも、子どもがいることを明かす際に「子どもが学校で変に目立ってしまうと可哀想だから」と語っていたほど。
また、かつて子どもたちの学校の書類上の職業欄には「社長」や「警察官」と記載するなど、芸能人であることを“隠していた”エピソードも有名です。

そのため、長女・次女が芸能事務所に所属する際も、あえて本名である「藤岡姓」を使わず、まったく別の名字を芸名として名乗る方針が取られました。
芸能活動をスタートさせた段階では、「藤岡の娘」としてではなく、個人として認知されたいという思いも込められていたようです。

この背景を裏付けるように、Yahoo!知恵袋や芸能メディアでも、「娘たちが芸能活動を始めた当時、親子関係が知られていなかったため、“天翔”という別の姓で活動していた」とする解説が見られます。

出典:Yahoo!知恵袋
出典:MANTANWEB(2020年8月5日)

つまり、“天翔”という名字には、藤岡ファミリーなりの「秘密保持」と「子ども自身の力を試す」という2つの願いが込められていたのです。

名前の秘密②|宝塚への憧れと“天を羽ばたく”願い

“天翔”という名前には、ただの芸名以上の意味が込められていました。
実は藤岡ファミリーには、宝塚歌劇団への強い憧れがあることがたびたび明かされています。

2020年に家族そろって『ダウンタウンDX』へ出演した際、藤岡弘、さんは「宝塚のような華のある名前をつけたかった」と語っており、「“天翔”には“空高く羽ばたいてほしい”という願いが込められている」とも説明しています。

さらに、「天翔」という名字は、実際に宝塚歌劇団の元団員に存在するネーミング。
たとえば、男役の天翔さくらさんや天翔りいらさんなど、“天翔”の姓を持つスターたちが在団していました。
こうした実例からも、藤岡家が“宝塚風ネーミング”にインスピレーションを受けた可能性は高いといえるでしょう。

このように、“芸名を通じて名前そのものに夢や希望を託す”のは宝塚文化のひとつの特徴でもあります。
娘たちに“自分の力で羽ばたいていってほしい”という父の願いが、「天翔」という名前にはしっかり込められていたのです。

また、次女・天翔天音さんがインタビューで「この名前が大好き」と語っていたように、本人たちもその思いをしっかり受け取って活動していることがうかがえます。

芸名と本名の使い分け事情

藤岡弘、さんの子どもたちは、長女・天翔愛さんと次女・天翔天音さんが“天翔”姓、長男・藤岡真威人さんと三女・藤岡舞衣さんが“藤岡”姓を名乗って芸能活動をしています。
一つの家族でありながら、名字が2パターンに分かれているというのは、芸能界でも少し珍しいケースです。

この芸名と本名の使い分けは、デビュー時の戦略や活動ジャンルの違いによるものと考えられます。

まず、長女・天翔愛さんと次女・天翔天音さんは、女優・声優・舞台など表現の幅が広い分野を志しており、芸名に強いインパクトやストーリー性を持たせることが重要でした。
とくに「宝塚のような名前にしたかった」という藤岡弘、さんの想いが反映され、“天翔”という芸名が選ばれたとされています。

一方で、長男の藤岡真威人さんは、“藤岡弘、の息子”としてあえて本名でのデビューをしています。
2020年、セガのCMで“父と共演”という形で芸能活動をスタートさせた彼は、初めから二世タレントとしての注目を集めるポジションでした。
三女・藤岡舞衣さんも、SNSなどで活動する際には本名を使っており、バラエティ番組での紹介も“藤岡舞衣”名義です。

このように、「名前で個性を立てたいか」「家族との関係性を出したいか」によって、芸名と本名の使い分けがなされているのです。

ちなみに、“天翔”という芸名も、家族会議でじっくり話し合いながらつけたそう。
個性と家族愛の両方を大切にする、藤岡家らしい選択といえますね。

まとめ|“天翔”という名に込められた父の愛と家族の絆

藤岡弘、さんの長女・天翔愛さんと次女・天翔天音さんが「藤岡」姓ではなく「天翔」を名乗っている背景には、次の2つの大きな理由がありました。

  • ① 藤岡家であることを公表しない“秘密保持”戦略
  • ② 宝塚のように空高く羽ばたく願いを込めたネーミング

芸名としての“天翔”には、ただの響きの美しさ以上に、「娘たちに自由に羽ばたいてほしい」「自分の力で道を切り拓いてほしい」という父の深い愛情と戦略が込められていました。

現在、天翔愛さんは女優として舞台・映像で着実に実績を積み、天翔天音さんも声優や音楽の分野で活躍の場を広げています。
一方で、本名で活動する藤岡真威人さん・藤岡舞衣さんも、タレントやモデルとしてメディアへの露出を増やしつつあります。

これからますます注目される藤岡ファミリー。
今後は「芸名か本名か」ではなく、その名に何を背負い、どんな未来を切り拓いていくかが、よりいっそう注目されていきそうです。


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